物件探しは 「住みたい部屋を探して契約するだけ」 と考えれば簡単そうに思えますが、 実は注意点がたくさんあります。
賃貸契約書には難しい用語なども多く、軽く目を通すだけの方も多いでしょう。
ここでは、 契約内容を理解していないまま賃貸契約を結び、 後から 「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、契約内容の確認するべき点について解説していきます。

部屋の設備

契約書の「住戸部分」では備え付けられている設備の確認ができます。
部屋の備わっているものが「物件の設備」なのか、前の住人が置いていった「残留物」なの
か、しっかりと確認しておきましょう。
物件の設備であれば故障した場合、 借主が費用を負担してくれる場合がありますが、 残留物の場合は費用負担してくれることはほぼありません。
それどころか自分の退去時に処分が必要になることもあるので、使用しない場合はあらかじめ不動産会社に相談し、処分してもらいましょう。
入居時に設備に傷や故障がないか確かめることも、後々トラブルにならないようにするために大事なことです。

家賃の金額と支払方法

契約書にある「賃料等」の部分に記載されています。
毎月支払う賃料、 共益費、 駐車場代、 敷金礼金など、 内容に間違いがないか確認しましょう。
物件によっては、口座振替や振り込みなど支払方法が指定されていることも。
支払期限についても確認しておきましょう。

現状確認費用や敷金返還について

トラブルになりがちなのが、原状回復義務による部屋の修繕費です。
原状回復費用は敷金や保証金から差し引かれるのが一般的ですが、契約条件によってはだれが費用を負担するかも変わってきます。

借主負担になる項目の例
・テレビ、冷蔵庫の電気ヤケ
・クロスの変色
・専門業者による全体のハウスクリーニング
・鍵の取り換え（破損、紛失の無い場合）

自分の負担になる例
・飲み物などをこぼしたことにより発生したカビ、シミ
・引っ越し作業で発生したひっかき傷
・タバコなどのヤニ、臭い

通常、 部屋をきれいに使っていれば基本的に敷金は全額返ってきますが、 故意による汚れや傷については借主の負担になる可能性があるので注意しましょう。

まとめ

契約内容にしっかりと目を通すことは自分が損しないためにも、そしてトラブルを回避するためにも大事なことです。
賃貸契約の際は契約書の内容を確認し、条件や必要な費用などについて納得してから契約を結びましょう。

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